八九寺とセンター対策(国語)
おきな「またこの季節がやってまいりました。
ルール無用、一発全国大会、センター試験。解説は八九寺真宵さんとお送りいたします。
さて、今回の試験、八九寺さんはどう見ていますか。」
八九寺「全国100万人の受験生のみなさんこんばとらー!迷える5択をズバッと解決、八九寺真宵です!
そうですねー、国語がどうなるかと言ったところでしょうか。聞くところによると国語は2年ごとに作成者が変わるらしくやや易化する可能性はありますね。」
おきな「なるほど。」
八九寺「また、去年の漢文は予備校一同の評価が低く、逆に追試の評価が高かったことから、去年の追試、漢詩が設問にかかわるようなものが出るかもしれません。
そうなったとき一番の差がつく場所は空欄補充です。
必ず押韻がかかわってきますので少し頭に入れておいてくださいね!全て憶測ですけど」
おきな「国語の鬼、と呼び声高い八九寺さんからみて、点数を取るコツというのはどこにあるでしょう。」
八九寺「うーんとですね、分割して考えることでしょうか」
おきな「…というと?」
八九寺「例えば古文です。こんなものがあります」
『さありなむとおぼす』
八九寺「この場合、聞かれていることはふたつに絞ることができます。
①あなたは「さ」の内容をつかめますか?
②尊敬語おぼすの訳ができますか?
のふたつです。
このような思考が選択肢をみる前に少し頭にあると、選択肢を切ることが簡単になると思われますね。
この考えは選択肢そのものにも応用ができます。
古文では『どれも選択肢が同じorどれでもよく見える』がありがちな質問です。
ですが、選択肢を分割して考えていくと、主体客体が違ったり、尊敬語謙譲語の訳がなかったりと、世界が変わる筈ですよ!
和歌解釈においても、和歌そのものも大事ですが、その直前に和歌を書く理由が書いてあるはずです。そこもしっかり理解して選択肢を切っていきたいです。
選択肢を切る行為自体は悪くありませんがそれだけだと詰まったときにテンパってしまいますから!
積極的にこれだろ、とあらかじめ予想しておくと意外にすんなり解けたりするのが古文です。
まあ、自分のスタンスをそこまで崩さない範囲で、の話ですけど!」
おきな「ありがとうございます、現代文に関しては?」
八九寺「うーんと、特にありませんが、小説は特に事実関係を追うようにしてくださいね。
選択肢には例えば『幻想的な世界観が〜』みたいなことが書いてありますが、こういう人によって基準が変わる曖昧なものは根拠にはなりません。惑わされないようにしましょうね!」
おきな「わかりました、ではでは今日はこの辺で失礼します」
八九寺「ではでは〜!」
ーーーーー次回予告ーーーーーー
「火憐だぜー!」
「月火だよ〜!」
「センター試験ってあるじゃん?」
「火憐ちゃん勉強の話できるの?」
「愚問だ!」
「グモン!」
「モグラ怪獣?」
「グモング!」
「予告編クイズ!」
「クイズ!」
「モグラ怪獣グモングですが」
「そのネタ引っ張るんだ…」
「さてコイツの弱点はなんだ!?」
「日光!」
「即答かよ!」
『次回、おきなキャント 其の伍』
「いまのこども、グモング知らないんじゃ…」
「時代は妖怪だからな」