MMDカメラと電子書籍に見る”目のピント機能”

 

 

 MMDの解説とかその意味を垂れ流すのは遠慮していただきたい。二次元が好きな若者もいるのである。まあ最後まで聞いてくれや。
 カメラワークがきついMMDを見て酔うことはないのだけど、見づらいなあとすこし感じてしまった。かっこいいのも本当なので、んん。

 

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 転じて三次元だけども、こちらはきついなとは感じない。なんでだろう。ええと、もちろん端的な画質の違いもある。MMD自体ニコニコに高画質をあげるのはかな〜り難しい部分があるので、まあそれもひとつ。

 

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 もうひとつに、目の固定という話がある。
 少し方向性を変えるが、友人と電子書籍の功罪について話すと、お年寄りには非常にいいものだと結論がでる。明るさと大きさの調整ができる電子書籍はお年寄りの目のピントを合わせる代替機能である。
(最大の長所は、いつでも更新できること、補足の説明に飛ばせることである。例えば、『火星の人』を読んでいた時に、火星と地球の重力の違いに主人公が困ったとしよう、そんなとき知識を即座に与えられる強みがネットにはある。)

 

 逆に、目のピント機能が十分である若者には辛い。
 電子書籍を読んでいて、ヌルヌル動く文字に嫌気がさす。表現はわからないけど、本来そんな速度で動くはずのない文字がヌルヌル動くのはたまらなく不快、もちろん好きな人がいても咎めない。
 普段本を読むときは、無意識に焦点を決めている。ページが終われば、その焦点を一度切って、ページをめくる、そういう動作を行う。ページをめくる際に瞬き回数が事前と増えるのもこれ。
 電子書籍はそれがない、どこまでいっても一定の距離に無機質に文字が置かれるのである。目を切れない。

 

 CGダンスと三次元もだぶん同じ。まあ実際にどうかはしらないし、ふと思っただけなのだけど。
 簡易的な解決の糸口は、現実のなにかを含ませることである。(おそらく)
 プロのCG技術者が作った動画なども拝見したのだけど、彼らは背景を現実的なもので構成していた。なるほどなあ。こうすると背景での目の固定ができるし、切ることも可能なのだろう。現実はおなじに見えるとはいえ、絶対なにかが違っていて、脳はしっかりそれを認識しているんだろうという論でした。

 

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