様々な角度から物事をみて自分を見失う実践例〜さあ!あなたも様々な角度から物事をみて自分を見失おう!〜 今流行りのトレンド<様々な角度からの物事>であなたも自分を見失っちゃえ!

 

 新海誠のアニメが辛すぎて見れない。いや、好きなんだけど。言の葉の庭の後日談を語った監督は「今後二人が会うことはないでしょう」と言った。もう辛すぎてみてられない。なんだったんだよあの幸せは。月一でデートぐらいしてくれ。イチャコラついた後日談を描いてくれ。ある時、主人公自体実はそんなに思い込んでないのに「映画」であるというこちら側のバイアス、現実の切り抜きのせいで勝手にキツくなるらしいと気がついた。自分にも「愛より昔、孤悲(こい)」のエピソードがないかと言われればあるわけで、それは消化してしまって大した思い入れのないものだ。映画にすればたしかにきついかもしれない、ふんふん一人で納得した。

 愛する事を教えてくれたあなた。今度は忘れる事を教えて下さいーーとこれはアイリス・マードックミュージシャンは普通の人が麻痺していいことや、麻痺したほうが健康なことを、麻痺せずに続けなくちゃいけないことが仕事なんじゃないのかなーーこれは宇多田ヒカルあの人は頭が火照ってるだけで、知恵は足りてるの。彼がやりたいのは内側にこもって、そこから外側を眺めること。でね、ガラスにピタッと鼻をつけた人は、たいてい愚かに見えるじゃない?ーーこれはホリー・ゴライトリー。作者のトルーマンは根っからの同性愛者、自伝その他を読むに相当チャーミングな人だ。魅力的な物は魅力的な人から生まれる好例。小説に固有の魅力的な人物をつかったら、もう小説じゃなくていいのだけれど。

 

 どうでもいいけどタイトルめちゃめちゃ面白くないですか、浮かんだ瞬間笑い止まんなかったんです。小さい頃はイノセントをインセクトと同じものと思って聞いてました。インセクトワールド・・・いいですね、なんか無邪気で(いいオチ)。