僕の好きなゲームvaingloryの終焉 ゲームは悟空になると大抵うまくいく

 

皆さんは対戦ゲームでよく発狂していますか?僕はしています。

 

vaingloryというゲームがありました。MOBAにカテゴリされるスマホゲームです。PCでいうところのリーグオブレジェンドなので、ああそういうゲームね、となるひともいるかもしれません。

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グラフィックスはスマホの中でも一番よくて、僕は特にはまっていたゲームだったのですが、先日チャイナを除くほか全てのサーバーがシャットダウンされ、ゲームとしては一旦区切りに近いものが訪れました。本当にいいゲームだったので悲しかった。
今日はこのゲームを供養するため、思い出を書いています。僕はネットの友人と二人でこのゲームをやっていたので、これは実質彼との思い出ということにもなります。



vaingloryはほんとうにうんちでしたが、僕はこのゲームが大好きでした。ゲームの出来は本当に良いのだけど、なぜか人が全くいなくてせいである程度やるとほとんどのアカウント名に見覚えがあります。

なので、「こいつさっきトップリンゴしてたゴミじゃん~ダッチしてえ~」と言えることがこのゲームを始める最初のステップでした。

 

リンゴ…隻腕のガンナー。初期からいるキャラクターゆえパッシブやスキルが弱すぎて使い物にならない。なぜかオラつくトローラーがよく使う。ちなみにパッシブスキルはミニオンを倒した後の次の1撃が「クリティカルになる」というもの。敵を次々攻撃しなくてはいけない集団戦において意味がほとんどなく、またvaingloryには攻撃をクリティカルにするアイテムが別途存在するため、まじの💩

タレントと呼ばれるヒーローを強化して戦えるモードでは、「もうひとつ攻撃を追加する」能力が追加された。そのためリンゴを僕たちは「あのリンゴ腕が生えてる」と言っていた。

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あまりに人がいないので、正しい情報の収拾が難しいのも発狂ポイントでした。ビルドにはある程度のテンプレートが存在するのですが、初心者が「vainglory ビルド」と検索しても出てくるのは何年も前のパッチのビルドだったり、冗談半分のファニービルドだったりします。

例えば、ブーツの最終形(通称3靴)はジャーニーブーツ(足が速い)ハルシオンチャージ(マナ回復スキルCD)ウォートレット(味方全員が速くなる)テレポブーツ(テレポ)の4つでしたが、いくつか前のパッチでジャーニーがかなりのナーフをうけて弱すぎました。
しかしながらよくジャーニーを履いているオタクはいまだに存在していたため、「あいつ瞬足履いてるんだけど~!」と彼とよく発狂していました。

ジャーニーブーツ…起動すると足が速くなる。通称瞬足。敵にAAをするとクールタイムが短くなり、10秒後に再起動ができるようになる…はずが最終的には30秒までしかクールタイムが短縮されなくなった。後述のハルシオンはクールタイム45秒。あまり強くなく、正真正銘小学生の靴になってしまった。

ハルシオンチャージ…マナとCDR靴。コスパの良さにかまけてMIDレーナーが初手積むこともあった。味方にダメージ出す気がない雑魚だと思われる。 


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僕と彼は、このゲームでいくつかの二人にしか伝わらない独自の言い回しを作り出しました。
たとえば”ヨギる”という言葉を僕たちはよく使っていて、はじめてふたりで考えついたときには涙が出るほど笑ってしまって、まともにレーニングができなくなるほどでした。

 

ヨギる

LoLの神様、DOPAのネットミームにもなった動画通称「勝利を確信するdopa」にはミニオンの1ウェーブ目で勝利を確信する彼が「ヨギソ~~~」と口にするシーンがあり(僕たちは韓国語に疎いのでとりあえずヨギソと聞こえました)、それにならって、僕たちはレーンで敵をボコボコにしたとき「ヨギソ~~~」といいだすようになり、それがいつの間にかヨギるなる言葉に変わった。無限の使いやすさを誇っているので皆さんも是非使ってください。


GOPA教室 エピソード2 Twsited Fate vs Fizz  日本語字幕

 

 

使用例「ウォーホークで序盤ヨギるか~」
「(TOPランスでミニオン越しに刺突をあてたとき)ヨギッたかな~?」

 

 

肯定する悟空(通称ペエズンナイフ) 

「味方のグウェン初手ポイズンなんだけど~」(ポイズンナイフ…回復と回復阻害があり、そのかわりダメージがまったく出ないので初手に積むのはわりと💩)

「ひゃ~~!おめえペエズンナイフってやつ持ってんのか!すげえなあ!おら全然回復できねえ!(悟空の真似をしながら)」

「おめえクルーシブル持ってねえのか!(vaingloryにおける最強アイテム)敵のCCに対してクルーシブルを合わせられるかどうかで集団戦は決まる)おらのウルトぶっささっぞ!」


悟空になると大抵のトロールは面白おかしく楽しめました。僕たちもゲームがうまくない時期があり、MOBAで他人にイライラすることがいかに馬鹿らしいかを身を以て知っていて、そんなとき悟空になって他人を肯定すると無限に笑顔になれました。

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ポイズンナイフは武器威力35ですが、サロウブレードはなんと120もあります。数字が大きい方が強いのでサロウブレードはつよいですよ。

 

牛角

半年か1年ほど前でしょうか、牛角にサブスク食べ放題の店舗が誕生し、そのことについて話していたときに生まれました。

例えば味方レーナーがよくわからない位置でうろうろしてウェーブコントロールがおろそかになっているときに「あ~○○レーンに牛角あるね」と友人が言い出したのがきっかけです。
もちろんMOBAで他人のレーンをファームするのはご法度なのですが、結構な数の人間ではないやつがいるので僕たちがファームしたほうが強いので許してください。味方が信頼できるときはやらないでね。
ガンクの警戒を全くしないレーンにも使えます。

 

 

読書家 暗殺者 ナイフを持ち奪われた男

MIDレーンは序盤からバチバチに殴り合うのでたまに初手にヴァンピリズム(ミニオンを倒すと回復する)を積む人もいます。青バフがあるとわりと耐えてるし、敵のスキルを避ける気がないことの表れでもあるので僕たちはバカにしてそういう人を読書家とよんでいました。
初手に買えるドレインがブックオブユーロジー(通称本)だからです。敵のスキルは躱すと強いのでみなさん避けたほうがいいですよ。

 

逆にBOTレーンは青バフで回復ができずにどうしてもAAで殴られてしまうため本を積むのは必須気味でした。ですが積まないオタクもやはり存在していて、僕たちは暗殺者と呼んでいました。

 

「こいつ初手剣2本積んでるけどだいじょぶかな?~~」

「暗殺者じゃんw」

 

リンゴには最後の2パッチほどで小さなバフが入り、それが基礎攻撃力を7ほどあげる調整でした。僕たちは「こいつ実質暗殺者と読書家の両立ができるじゃんww」と大喜びでpickしましたが、このあとのパッチで元どおりにされるナーフを喰らい、彼のナイフは剥奪されました。

 



 

 

まだまだたくさんありましたが、とくにタレントが面白くてローレライの無限時間スタンとかランスの無限バリアとか、剣聖の無限バリアとか、シルバーネイルの無限射程とか(僕たちはテポドンと呼んでいました)、電撃リロードモードのライラとケストレルで空き巣するやつとかグランプジョーのテレポで人運ぶやつとか、5v5になってからも楽しかったです。
それからドルイドとかマンゴーとかウィリーとかクリエーションとかタサとかもちろんタツキとか。VG8は僕と友達で二人で通話をしながら盛り上がって見ていました。僕はこのゲームの思い出がたくさんあります。

今僕たちは非人類学園というゲームにうつり、また笑いながらゲームをしています。僕はセンスがないのでちょっとずつしかうまくなりませんが、でも楽しいです。みなさんもゲームで発狂しそうになったら、ぜひ悟空になり、レーンで敵をボコボコにしたら、ヨギソ〜〜〜〜〜といいましょう、それだけでなんだか面白くて、ゲームは笑ってやるのが一番だと気がつくはずです。