2020/03/08

思考に経年劣化があったとして、僕は(僕らは)留まり続けることにあまりにリスクを感じていないようだ。よくよく点検をすると自分がおかしなことになっているのは分かるけど、「点検」だとか「認める」だとか はひどく恐ろしいことなので難しい。
ニックドレイクを聴いている。やはり時間がゆっくりと流れる、それを楽しめる余裕はあまりなかった。僕がゆっくりに順応できるのは相当調子が良いときだ。 事切れたようにぷっつりと動かなくなる日が続く。そして、夜中に目が冴えて、ブログを書く。明日ことは 朝早くにカフェに行って図書館に行きたいのだが。
FROM THE MORININGが流れる。いまだによくわからない歌詞。アコースティックとつぶやきのような声がする。 ソイラテが飲みたい。僕のいくカフェには一人スチームが上手い人がおり、だいたいその人は朝に勤めている。僕らは一時期ソイラテのシールを集めていて、それをどこかに貼っていた。なにかそのとき本当にペアになった気がしたのだ。

Poor Boy

Poor Boy

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Nick Drake - Pink Moon

 

観たい映画がたくさんあるけれど、映画に時間を使うことがとても怖い。集中力がないわけではなくその逆で、自分でも信じられないほどにのめり込んでしまいそうになる予兆があり、観られないのだ。なにか集中したことによって、自分にとてつもないダメージが与えられる恐怖がある。しかし書いていると勇気が湧いてきた、今から気になっていたやつを観よう。ムーンライトを観る。

ムーンライト(字幕版)

ムーンライト(字幕版)

  • メディア: Prime Video
 

 

映像が綺麗という表現はなかなかに難しい。どう綺麗なのかはひとつもわからないし、映像というのはそもそもシーンや、心情や、伝えたいものや、そういった全部を含めて綺麗になっていくから、この言葉だけで済ませる無粋さはやはりよくない。好みの映画であった。 君は泣くの? ーーいいや、泣きたいだけ。潮風と波の押し引きだけがあり、男がキスをする。しかしだいたいの映画というのはあまりにもそう書きたいように書いている気がする。筋書きがあり、登場人物はいかにも表情があるように振る舞う。登場人物があたもも自分で考えているかのように。現実はそうではない。 諦めきれないたくさんの出来事があり、中途半端にやり残した残骸が視界の片隅に散らばる。 だいたいの言葉をちゃんと聞き取れるようになっていて嬉しかった。語学学習は習慣。

もうこんな時間だ!今日こそは今日できる最高の日にしよう。

2020/03/05

今日は書かないつもりだったけれど、リハビリのために書く。 久しぶりに椎名林檎を聴く。初期の曲のシンセサイザーが空想の世界みたいでよい。耳から音が抜けていく感覚がする(書いていてよくわからなくなったけれど、言いたいことに間違いはない)。
心が空洞みたいに感じるときが人にはあり、僕はその状況が嫌いではない。文字通りの意味で、肺と下腹部の中間くらいがぽっかりと空洞ができたように感じる日があるが(誰にでもあると思う)、僕の場合、だいたいボウリングの球くらいのおおきさの球体がそこにある。かなり硬い鉄のようなもので組成されていて、中身は空っぽなので内側からも外側からも叩くことができる。コツンコツンと僕は叩く。大事なものを確認するように、二、三度叩く。

Apple MusicのWorld hitsはよくわからないラップらしきやつらに占領されている。僕は馴染みがないだけに聴く人の気持ちがわからないし(母語であれば別なのだろうか?でも日本語のラップも聴かないしな)、宇宙人が地球に侵略してきたというか、知っていた人がみんな宇宙人だったみたいな驚きがある。

ciaのシャンデリアを聴いていると「DiorのCMのやつね」と言われた、なるほど。確かにそうらしい、コマーシャルをyoutubeで観たのだけれど、よくわからなかった。 愛のためにあなたはなにをする?ーーその証明がパフュームをつけることなのか。わかるような、わからないような。「私の愛を証明するために私は香水をつける」という意味なのだろうけれど、陰鬱な歌詞も相まって「彼好みの香水をつけた女になろう」メンヘラ紐量産女な印象を受けてしまった。にしてもナタリーポートマンの顔はすごいな。ナタリーポートマンの紐になりたい。男性との性的な描写がしっかりと出てくるせいかもしれないなと、いまふと気がついた。


MISS DIOR – The new Eau de Parfum

ぼくはいまだに、シャンデリアのサビであるi ganna swing from the chandelierを「首を吊りたい」と捉えていいものかわからない。