BORUTO~naruto the movie~ 感想雑記 NARUTOの思い出とか。

 

ネタバレ含みます。自己責任。

 

 

 

 

 

 

映画を二回見た。

不満がないわけでもなく、ボルトが大した修行もせずに五影の戦いに飛び込んだり、輪廻眼の転送人数の関係であの人数しか行けなかったはずなのに科学忍具班が駆け込み乗車したりと、結構ガバッてたよね。

 

 

その点NARUTO本編はうまくやってたなとか、今頃になって良さに気づいたりもするわけです。信用もないタダの下忍がA級任務なんて普通にやってたら出会わない、でも強敵とは戦う必要があるし。ザブザも我愛羅も、ストーリーとして無理なく絡んできてたね。ぼくの母はカカシが大好きで、ぼくは普通に見てた。別に誰が好きとかなかった。今はダントツでナルト。ここら辺が現実を覚えてきた証拠なのか。

 

 

でも感動はしちゃうんだなあ。エンディングずるいよ、親子の絵は反則だって。曲も好き。文句なし、凄い。KANA-BOONNARUTO読んでたんだろうか。

戦闘シーンもヤバイね。劇場は迫力すごい。映画嫌いを少し悔やみました。もっと色んなやつ見ればよかったな。毎回こう言っては忘れるけど。

 

 

 

 

 

 

映画のテーマは効率化ってところ。いつか書きたかったんだろう。ナルトが主人公のうちは絶対無理だっただろうし、サスケ少年時代も効率的に強くなるというよりか、より強くなるために抜け忍になったわけで。

今の世の中の風刺として間違っちゃいないけど、合ってもいない気がする。僕たちはナルトみたいには頑張れなくてインターネットに引きこもっている。ボルトは本当に頑張るのがカッコ悪いと思ってる。コンプレックスの方向が違うわけですな。もしかしたらボルトは今後それを経験するのかもしれない。

 

NARUTOに現代へのアンチテーゼを感じるようになったのは何歳ごろだろ、なんてことも見ながら考えたりした。多分、高校一年生のときNARUTOを読んで泣いた記憶があるからその頃にはわかっていたんだろう。わかっていてなんでこんな奴になるんだ、とも思うけど、漫画は喋らないからいつだって弱いものの味方なのである。

 

 

科学忍具の風刺も面白かった。岸本先生がどこまで考えてるのかはわからないけど、あの武器には一つ馬鹿でかい弱点があって、「術を使える人が居なくなると詰む」ってこと。まんま僕たちみたい。気づいたときにおお〜っておもわず言ってしまった。僕の部屋にも、術を使える人がいなくなってポンコツになったMDとか、デジバイスとか色々散乱してる。少し悲しくなる。

 

 

 

 

泥臭さというか、必死さみたいなものはどっかから勝手に沸くものではないだろうから、平和なボルト達が先代を超えるのは難しいのかな。それがいいんだろうけどね。

それがいいとか思いつつ、当事者がそれを言うのは反則でしょう心で自制し、それもわかってるけどさ。ってのが僕達戦争を知らない世代で、同時に成長を知らない世代でもあるわけだ。日本が上昇志向になってるのなんか、見たことがない。

 

 

なんにせよ、そんな僕達を支えてくれたものが一つ、終わりを向かえたわけだ。

NARUTO面白かったなあ。

 

 

息子世代で一番強いのは誰かとか、ボルトが柔拳つかってたなとか、将来的には白眼と蛙組手と組み合わせて戦うんだろうか、なにそれヤバ見たいとか、ボルトのネックレス、綱手からもらったやつと似てるけど捻れてたねとか、ボルトの名前の由来はネジからきてるんだよとか、しょーもないことならずっっっと書けるけど、まあそれはついったーで勝手に言うことにします。