EXILEの新曲が一皮むけてる件(歌詞についてのエトセトラ)
EXILEの新曲が非常にぼく好みだった。
EXILE / Ki・mi・ni・mu・chu - YouTube
昭和と洋楽を同時に漂わせるグルーヴ感、繰り返される「君に夢中」、陽気一本かと思いきや歌詞は意外に退廃的でせつない。
あいつのせいで また今日も最低 そんなことばっかグチりまくってる
どうしようもないbad day ちょっと寄り道して カラオケ歌ってビール飲んで忘れよ
oh 金さえあれば幸せ? そうでもない気もするけど
あの子にプレゼントくらいはしてみたい
Ki mi ni mu chu- Ki mi ni mu chu- 一日中、全然頭から離れない
Ki mi ni mu chu- Ki mi ni mu chu- 一日中 全然頭から離れない
あいつの家に みんな集まって 久しぶりにまた大騒ぎしてみよう
怒られちゃって 反省しながら 仕切り直して もう一回飲み直し
SNSばっかやりすぎで 大切なこと忘れてないかい?
やっぱ俺たちは face to face で乾杯
Ki mi ni mu chu- Ki mi ni mu chu- 一日中、全然頭から離れない
Ki mi ni mu chu- Ki mi ni mu chu- 一日中 全然頭から離れない
恥ずかしがらないで 歌い踊り明かそう
ぼくはこの脈絡のなさが大好きなんです。
今日は最低、酒飲んで忘れよう。かと思いきや不意のキミニムチュー連呼。あの子=kimiなのかも怪しいレベルで、もしかしたら友人達に対してのlove callの意味を暗に含ませてるのか、そんな気もしてくる。
ブツ切りの歌詞だからこそ生まれる多義性、広がり、たまらない。
で、作詞がどうやらアツシらしくて、正直驚いた。
数年前に「こんな世界を愛するために」とか書いていた若造がここまで粋なものを書き上げてくるなんて。「こんな」とか言っちゃダメでしょう。と漏らした記憶がある。
んなわけで、Ki mi ni mu chu、ただいま推してる一曲。
後日談というか今回のオチ。
この曲のせいで確実に未成年飲酒が増えると思う。お酒は二十歳になってから。