THE IDOLM@STER 感想

THE IDOLM@STER 感想  

ネタバレ少しあります。


本編と映画を一応見ました。感動しました。
キャラランクにしようか迷ったんですが、みんな好きだし、順位をつけるのニガテ。



後半になるにつれ面白くなった印象でした。
個人的に、欠点逆境克服系のアニメって得意じゃなくて、
それはまあ自分がアニメに口出ししたくなっちゃうぐらいわがままだからなんですけど、
このアニメも例外ではありませんでした。イライラしたし、なんで?!みたいなことも多くありました。



でも、最後まで見てみるとなんというか、
みんなホント立派に成長するじゃないですか。
変わらない部分とちょっと柔らかくなった部分がみんなちゃんとあって、
柔らかくなるっていうのは、成長にほかならなくて。


そういうこと考えてると、
あー、アイドル(偶像)っていうのはアニメでこそだよなぁとか、
ぼくも明日頑張ろうかなとか、
やっぱり頑張りたくないなとか、色んなことを思いました。


もし彼女たちがいたとして、
こういう僕を春香が見たら手を差し伸べてくれるんだろうし、美希なら相手にもしてくれないだろうし、やよいなら雪歩なら…



でもやっぱり彼女たちは現実にはいないわけで。アイドル(偶像)なわけです。


アニメだからこそ彼女たちは崩れなくていつまでも理想であり続けるわけです。
現実と違って。夢見る分には一生見られるわけです。

アニメの怖いところで、素晴らしいところと表裏だとわかってはいるんですが、
こういう彼女(偶像)たちを見て過ごすと、
いつのまにか、成長した気になって、全く成長していない自分が出来上がります。


壊れなくて、いつまでもそのままでいられて。
自分も成長した気になる。明日は頑張ろうって気になる。


けど、その頑張ろうは決して成長からなるものじゃなくて。固定化された負のものなわけです。


行動は正で、感情の元を手繰ると負のものにいきつく。正しいけどなんか違う。
こういうことってみんながぶつかり、ぶつかり方は人それぞれだけど、全員が人生のポイントとして必ずあって。

どうあるのが正解なんでしょう。そもそも、矛盾した状況で、答えははたしてあるんでしょうか。


だからぼくは最終話付近が一番好きです。だれも悪くないから。
勧善懲悪感がないわけで、そういうときってホントにどうしていいかわかりません。

矛盾した状況にぶつかり、
あるていど自分が納得のいく答えを出す、できれば笑って出す。


これが人としてホントに成長できる時なのではないでしょうか。成長というのか、
原点回帰というのはぼくはわかりませんけど、
ある種の取捨選択こそが人本来の輝く瞬間かなと思います。


765のみんなは出したみたいです。
個人の活躍とみんなの大切さ、どっちも大事だけど。やっぱりみんなでいないとダメみたい。


ぼくは思います。
彼女たちはアイドル(偶像)だけど、
頑張れるなら、別にいいんじゃない?
アイドルだって、わかってるならね。
これは確かに成長だ。
うん、明日からがんばろうかな



そんなことをぼんやりと考える昼下がりでありました。


きっと、捨てきれなかったのは、やっぱり彼女たちが輝いていたからで、
みんな可愛かったよ!のひとことを言うために、長いこと書いていたんでしょう。
みんな、ホントに可愛かったです。